mat9215

繻子の靴のmat9215のレビュー・感想・評価

繻子の靴(1985年製作の映画)
3.5
2020年11月22日。冒頭、オペラハウスのロビーから舞台で上演が始まるまでの長回しショットでわくわくするも、第一部・第二部は登場人物たちの関係が追えずに何度か気を失った。第三部はペースに慣れてきて、しっかりと堪能。ラスト、舞台の上の舞台のコーラス隊を捉えるあたりでむやみに感動してしまった。終わりよければすべてよし。これは、機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)ならぬコロスそのものの顕現。なお、朝日ホールは相対的にスクリーンサイズが小さく、映画の上映には向いていない。二列目左端の座席から鑑賞するのは苦痛だった。これが、気を失った理由だったかも。
mat9215

mat9215