たむランボー怒りの脱出

ハウンドのたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

ハウンド(2015年製作の映画)
2.0
『ヒッチャー』や『ジャッカー』といった大傑作を残した脚本家エリック・レッドの最新作……。

普通、こういったありがちなスリラーは若者の恋愛や家族の再生などの「付加価値」としての物語を組み合わせるのが常套なのだが、この映画にはそれが一切ない。むしろそれが斬新。

ただ単に猛犬が人を襲うシーンの反復に次ぐ反復。
ストーリーの半分以上がその反復で紡がれ、"人間ドラマ"が皆無というのは、面白くなさではなく新しいストーリーテリングとして肯定してみるのも良いかと思った。