Chiva

ジーザス・クライスト=スーパースターのChivaのレビュー・感想・評価

4.2
この作品を知ることができて良かった❗また1つ大好きなミュージカル作品が増えました。

「オペラ座の怪人」や「CATS」のアンドリュー=ロイド=ウェバー(ALW)が作曲したミュージカルと知りつつも、「キリスト教徒じゃないし...。」と敬遠していた作品。元劇団員の友人がゴリ押しで貸してきたDVDを油断して観ていたら...。

じーーざぁーーぁあす❗

とロックに苦悩するユダに冒頭から痺れさせられ、行き詰まるジーザス、癒しのマリア、声低すぎ&高すぎなカイアファ&アナナス軍団、悶々ピラトからのテンションヤバいヘロデ様(笑)...。

完全に引き込まれました。この題材でこんなロックにしちゃっていいの?聖書にどこまで忠実に作っているか分からないけど、偉い人に怒られそう(笑)。

これがALWのブロードウェイデビュー作だとか。EVITAもそうですが、ティム=ライスとのコンビ、凄まじいパワーですね。同じ旋律を違う曲、違う歌い手でリピートさせるやり方、にくいよ❗ハマるって❗

この作品を観て、狂ったように別バージョンも観ちゃいました。

1973年映画 → 好きな作品。味があるし笑える。ジーザスの哀愁。ユダのロック魂。カイアファ&アナナスはなぜ半裸w。ヘロデは単純にメタボw。マリアちょっと...。

2000年ミュージカル映画?→初見だったからか衝撃が凄かった。ユダの洞察と切ない人情に心を揺さぶられ、マリアの謎の香油に癒され、男気を出してくるピラト、太陽みたいなジーザス(最初ふにゃけ過ぎと思ったけど、良いかも。)、悪役顔のカイアファ軍団、そして変態がにじみ出るヘロデ王。格闘家っぽいぺテロや爽やか武闘派シモンとかまで抜かりないキャラ作りだと思った。

2012年コンサート→なかなか良。スパイスガールズがマリア。なんか強そうw。ジーザスに芯がある感じ?ユダ個性押し気味。ピラトとヘロデが似てしまっているw。

2018年コンサート→△。笑ってますねジョン・レジェンド。ユダが濃厚。ちょっとちょっとヘロデさんw。

あ。あと、Amazon musicにあったコンサート音源も良かったです。

劇団四季では、オリジナルに近いエルサレムバージョンと、日本風にアレンジして歌舞伎キャラっぽくなったジャポネスクバージョンとがあるそうです。友人いわくジャポネスクバージョンもかなりカッコいいらしいので、観てみたい❗近いうちに上演してくれないかなぁ...。
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