元空手部

永遠と一日の元空手部のレビュー・感想・評価

永遠と一日(1998年製作の映画)
5.0
幼少期の些細な思い出から、雄大で普遍的な海を介して、老いたブルーノガンツに飛んでしまう転換の力強さ、無常ぶりには、矮小さ人生の圧倒的な残酷さが示されている
その海に対峙するラストで完結するのも良かった
バスに乗る場面のワンショット、画面後継から登場するバスは画面奥手からではなく、横方向からやってくる、この弁証法的対立を解体したダイナミズムには、ありあふれんばかりの優しさがある

オールタイムマイベスト
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