ずっと好きな曲がある。その曲を聞くたびに、知らない街を地図も見ずにひとりで歩いたあの日を思い出す。きらきらと波立ちながら光る水辺が一際うつくしく、今にも眠ってしまいそうなくらい心地がよかった。その曲…
>>続きを読む5年越しぐらいに観たかった映画なので、期待値上がり過ぎてたかもしれんけど、それでもやっぱり傑作であった。😂
今まで観たアンゲロプロス作品の中では一番好き。
映像美とメランコリックな音楽の素晴らしさ…
2021/09/12 DVD
第51回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。
死を強く意識した老作家のアレクサンドルが、入院を明日に控え最後に過ごす一日。
愛犬を預けるため娘夫婦の暮らす海辺の家…
眩しいほどに真っ白な衣装を身に纏い輝いているアンナとの追憶。その中でひとり現実と同じように、アレクサンドロスは暗い重たいコートを着ている。現実に取り残された孤独と喪失を感じさせる。
アンナとのシーク…
「すべてが真実であり…すべてが真実を待っている」
言葉は過去であると同時に未来でもあり、開かれた地平に放たれている。一語を失うことが一つの道を失うことで、一語を得ることで新たな道も開ける。ここに…
まだ20代前半の頃、誰に言うわけでも無いのに格好付けてDVDレンタルで鑑賞したことを覚えている。
正直なところ内容はよく覚えていないのだけれど、とにかく夢の中の風景を映像化しているような作品だな、と…