永遠と一日に投稿された感想・評価 - 13ページ目

『永遠と一日』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

不治の病にかかり、全てに別れを告げる詩人・アレクサンドロス最後の一日。
愛犬の引き取り手が見つからず、あちらこちら巡ったら、アルバニア難民の少年に出会う。
少年を国に送ろうとするが彼から離れずついて…

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今日が最後の日だ。
持病を患った詩人のアレクサンドレは入院前の最後の一日に、幼少期の記憶をみる。
引きこもり続けていた彼はおそらく外の世界での最後の一日だと悟っており、旅に出ることにする。

物語の…

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アンゲロプロス監督作品、3作品目を鑑賞。

正にタイトル通りの言葉と映像で道を探り出す様な作品。

死期を悟った詩人の主人公と最後の1日に出会った『未来ある』少年。

詩吟の様な台詞に、現世と幽世に…

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「太陽は動かない」を観た翌日に、この「永遠と一日」を観たことにまず運命を感じた。

「ユリシーズの瞳」が、過去と現在のすべてのアンゲロプロスを内包した「完璧な集大成」だとすれば、この作品は「より完璧…

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あつ

あつの感想・評価

4.5

重病を患い明日の入院を控えた詩人の老人が、不法労働者の少年と出会って共に過ごした最後の1日…静かで重たい雰囲気、海辺や砂浜のフレーミング、路線バス、国境のフェンス、そして詩的な言葉の一つ一つが美しか…

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このレビューはネタバレを含みます

この映画は、死を覚悟し闘病入院する前日、詩人だった老人が難民の少年と出会う。一緒に過ごした『人生の最後の一日』の話

イタリアの街も海も静かで寂しい
死が近づくと人は楽しかった筈の昔を思い出すのか、…

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迫る死を受け入れようとする作家と窓拭き少年の1日。

バスの中のシーンがとても美しかった。運転席側、後部座席側からのカメラワーク。乗ってくる人々、降りていく人々。

傑作を観るコンディションが整っ…

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ss

ssの感想・評価

4.6

テオ・アンゲロプロスが生み出す映画はそれ自体が詩のような世界観を持つ。壮大な時間の旅を難民の少年と共にするたった一日の出来事を、圧倒的に無駄を排し、洗練されきったカメラワークによる長回しと詩的な演出…

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少年と別れたあと、都会のど真ん中に車を停止させ、突然赤信号なのにアクセルを踏むというシークエンスが怖すぎる。ブルーノ・ガンツの顔からも死相が滲み出てる。

回想へ入る1カット処理はとにかく撮影の力が…

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詩人の人生最後の日は
まさに詩のようにたくさんの瞬間が
命を持っていた。
後悔と少しの言葉、そして愛。

記憶と時間を扱う映画は素晴らしいと思うが、この作品は圧倒的だ。
時間の経過とともに曖昧になる…

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