【現在と過去を自由に往還する】
人生の終わりに近づいた老詩人が、旅に出ようとして少年と出会うというお話です。
アンゲロプロスの映画なので、進行はかならずしも分かりやすくありませんが、アルバニアの…
"言葉で君をここに連れ戻す"
と詩人アレクサンドレ。
人生最後の一日。今まで過ごした日常との決別の一日に、アルバニア難民の少年との思いがけない出会い。
過去を回想し、現在と折り合いをつけながら続…
テオ・アンゲロプロス作品。まだ全作品観てないので確定ではないんですが、おそらくアンゲロプロスの中では本作が一番好きだと思います。美しい海辺、川、空、廃墟などの映像は毎回素晴らしくて、それに加えて本作…
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死を強く意識した老作家と難民の子供との1日間の交流を描く。
不治の病に冒されたひとりの詩人が過ごす最後の一日。自分の詩は下書きに過ぎなかったと悔やむ今、生前は寂しい思いをさせてしまった妻が幸せそ…
久々に見返す。アンゲロプロスのどや感が薄くて、一番好き(未見作もぼちぼちあるが)。
幽明の境をふらふら彷徨するような雰囲気や死出の旅路、難民など現代史の重さが背景にありながらも、海の向こう(の言葉)…
思うことが多すぎて考えが全然まとまっていないけど、「人生は美しい」と言うにはこの映画が最高の方法だと思う。
記憶も現実も幻想も場所も時も全てが柔らかに混じり合っていく、確かに自分好みな映画。初テオ…
最後の日と覚悟して過ごす一日。
過去と現実が交差して展開していくのですが、過去はイメージに着色された美しい記憶となり眼の前に現れ、死の孤独を癒してくれます。
とても暖かく美しい映画でした。
人間の最…
死を前にした詩人が永遠に近づいた日
現実と記憶が交錯し、詩人アレクサンドロスは旅立ちの前に言葉を探します。アルバニア難民の少年から知らない言葉を買って。
テオ・アンゲロプロスの現代劇は初めて。な…