素晴らしい三部作の終焉。
シリーズ1作目では両親の恋、マーティの出生に関わる過去へタイムトラベルし、2作目では自身と子どもたちの未来、ひいてはパラレルワールドを救うために。そして、物語は百年前の開拓時代へと飛躍する。
シリーズの流れとしても本当に素晴らしく、ここまでひたすらにワクワクする映画というのは娯楽映画ですら社会的なテーマや重厚なバックヤードが求められるの昨今の映画界を見ていると今後現れないのでは・・・そんなことすら思ってしまうほどの映画だと思います。
過去2作ではある意味でマーティの運命という半径数メートルの世界を描いていたのに対して本作は一気に百年前で少し毛色も違うため、もしかしたら多少の好みは分かれるかもしれませんが、ドクの愛する西部開拓時代という時代設定、3作目だからこそ思いっきり展開させて遊び心満載な感じも私は大好きです。
シリーズ通して最後の最後に成長するマーティ、ドクにスポットを当てたラブストーリー、今まである意味で過去や未来に囚われていた二人が最後に"未来とは自身で切り開いていくもの"という人生における最大の教えを得るというのも素晴らしいと思います!