リッジスカイウォーカー

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3のリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

5.0
ついに完結!!
これがまたちゃんと完結するんですよ。
最高のシリーズ。
これを超える辻褄の合った3部作はないなーと思っております。

3はちゃんと映画館で観たので、満足度がひじょーに高いです。
2は当時暗〜い感じが嫌だったけど、3は1のように明るいテイストで好き。

1よろしく、こちらも2のラストから始まり、ちゃんと続き!っていうのがすぐわかるのに好感が持てます。

1885年にいるドクが鉱山に隠したデロリアンでマーティが1985年に帰れるようにしたっていうのが良い。

この設定がラストにも活きてきます。

アインシュタインの前に飼ってたワンちゃん、コペルニクスが異常にかわいいw

アインシュタインよりも一回りちっちゃいんですよ。

ドクのお墓を見つける場面で、コペルニクスがお墓から離れない場面はかわいすぎます!!

マーティが1885年にタイムスリップするまでのやりとりも面白いw

あきらかにおかしいカウボーイ衣装にスニーカー。四次元的に考えようって話だったのに結局三次元になるとかw

相変わらず気絶して、今度はママの祖先(?)に起こされる場面も入ってる。
こういうお約束をしっかり取り入れてくれるのが嬉しい。
マクフライ農場!?にいっつも笑ってしまう。

自分のルーツを知るというのは、親の若い頃に会うよりも鮮烈なことだと思う。

時計台ができる前のヒルバレーに行くので、馴染み深い時計台に感慨深くなってしまいます。

3の魅力はなんといってもドクとクララの恋。

お互い電撃に撃たれて一目惚れしてしまう姿がいいですよね。
また実はクララは死ぬはずで、渓谷に名前がつくはずだったけど、何の因果か助けてしまうという設定もgoodです。

1と2で未来をなんとか変えないように奮闘してきたドクが逆らえない運命のイタズラに翻弄されてしまうところがなんとも味わい深い。

人生とはままならない。


最愛の人を見つけたのに、すぐ永遠の別れを告げなければならないドクの悲しみは、想像に難くないです。


ビフとの対決の前に逃げるはずが、たった一杯のお酒でノックダウンしてしまうドクがかわいい。


なんとか対決を回避しようとするマーティにも成長が見られます。
相手の挑発に乗ってもいいことは何もないという教訓。
1と2で事あるごとにそれで失敗してきたマーティ自身へのアンサー。
この展開はグッときますよね。


ここでマーティが咄嗟に思いついたクリント・イーストウッドという名前がさらに活きてきます。
2のビフがお風呂に入りながら観ていたあの場面が、マーティの危機を救うのです。

なんて綺麗な流れなの…。


そしていよいよ未来へ帰るために蒸気機関車で時速88マイルを出すまでの奮闘はハラハラドキドキ。

そしてハッピーエンドへまっしぐら。
最後のドクからマーティへ送る言葉が、最高にグッとくるんですよ。

未来は自分で掴むもの。

このメッセージを小学生の時に観て、僕はずっと脳に刷り込まれて今に至ってます。


映画を観ている最中はさほど気にならないのですが、よく考えると、最後に疑問が湧きます。

1885年のドクは、どのようにしてタイムマシンを作ったのか。

今の時代はインターネットで皆さんの考えを知ることができるから便利ですね。


どうやらこういうことらしいです。


1955年から稲妻に打たれたデロリアンは、その稲妻の影響で壊れてしまい、修理するには1985年まで待たなければならない。
鉱山に隠したデロリアンを1955年のドクが直し、マーティを1885年に送ります。

この時点で1885年には2台のデロリアンが存在することに。

マーティが乗ってきたデロリアンを使って1985年に帰りますが、1885年に残ったドクはホバーボードの部品を使って、稲妻で壊れた1885年に残ったデロリアンを改修し、見事またタイムトラベルをできるようにしたっていう。

うーん。すごい。
完璧だ。