キャサリン子

ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来たのキャサリン子のレビュー・感想・評価

3.0
カリスマシェフのレネ・レゼピ率いるレストラン「noma」が、5週間限定で東京に店をオープンする過程を追ったドキュメンタリー。
慣れない異国で、見知らぬ食材を使って斬新な料理を生み出そうともがく料理人たちの矜持を映し出す。


"Noma"は、レストラン誌「世界のベストレストラン50」に4年連続世界一に選ばれ、ミシュランでは9年連続で2つ星を獲得したデンマークのレストラン。
2015年、マンダリンオリエンタル東京で5週間限定オープンしたのは記憶に新しい。
客席数2000席に対して、キャンセル待ちが1万人以上だったとか。

コース料理5万(税込)+ジュースペアリング&食後のドリンクで2万超。
アルコール無しで一人当たり7万円超。
一体どんなフルコースが出たんだろうか…?と興味津々で鑑賞しましたが、私にはどれもひとっっっつも美味しそうに見えませんでした。
ジャケ写にもなってる、あの蟻のトッピングが一番ギョッとした。
まだ活きているボタンエビに蟻をまぶしたものなんだけど、お客さん本当に蟻も食べたんでしょうか。
食用の蟻かとおもいきや、長野県で捕まえたただの蟻だそうです…

口コミによると、"7種類のきのこのジュース"とやらは、臭いもヤバイけど、味はそれを上回る不味さらしい。
今まで生きてきてこんなマズイの口にしたことない‼︎とまで書かれてしまうシロモノって…ノーマのスタッフは私達一般人と味覚が違うのか??

メインがまたかなり衝撃的なビジュアル。
鴨のローストだったんだけど、なんと頭付き。
口コミによると、頭は半分に割って脳味噌や舌も食べるように言われたらしい。
いや…無理…(泣)


他の料理も思わず目が点になってしまうような奇抜なものばかりで、空腹時に観てもお腹が鳴るような心配はなさそうな作品でした。


ノーマのスタッフ達の探究心やストイックな姿勢には感嘆したしリスペクトに値するけれど、果たして来客した日本人に喜ばれたのかどうなのか、疑問が残りました。
キャサリン子

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