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銀魂のnullのネタバレレビュー・内容・結末

銀魂(2017年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

漫画連載が始まった時からの原作ファン。
発表されたときから本当に楽しみにしてた。
長文を書きます。

頑張ったと思う。
CGはしょぼい。
コンポジットが下手。エフェクト微妙。
銀時に関してはほとんど満点だった。
振る舞い、声音、テンションが完全に銀時だった。
小栗旬舐めてた、ありがとうございます。
ただストーリー展開上、キャラの設定がブレてる奴らが何人かいたのがイラついた。

特に違和感があったのは桂と土方。
桂がまるでまともな男のように描かれていてビビったし
くだらない理由で冒頭剣を抜いたのはすごく萎えた。
似蔵の鼻スプレーはちゃんと描写したのに
神楽への「リーダー」呼びが消されてたの意味がわからない。
「神楽ちゃん」って…ヅラはそんなこと言わない。
土方も、船上戦(これ自体謎展開で笑う)前に「死ぬなよ万事屋」とか言い出して
そんなテンションだった君?
さっきまでマヨネーズ食ってたよね?
大串くんはそんなこと言わない。

物語の設定もいくつか許せないのが。
特に松下村塾。ひどい。
松陽先生は良いとして、連行されて行くときに何故かほかの塾生もいる描写。
個人的に傾城篇が好きなだけに
原作を蔑ろにされた気持ちがMAXになったシーンでした。
その上、坂田が攘夷のために戦ってたみたいな描写…
原作ファンの神経逆撫でするような改変はやめてほしかった。
真選組も、元々原作にいなかったのでいることによってのテンポの悪さを生んでる。
多分いない方がもっと見やすかった。

そして高杉戦。
今 戦 っ て ど う す る 。
これにつきる。

今までいろんな漫画が実写化されてきて
そのファンの人たちが色んな気持ちになってるのを見てきた。
今まさに、自分がそんな状態になってる。
好きな作品が実写になるなんてすごく嬉しい、嬉しいけど。
面白かったけど、あーあ!もう!なんで?!みたいなの部分もやっぱりあった。
こんなクソ長文を書きながらも
まだモヤモヤして言葉にできない気持ちもある。
連載漫画を映画化するというのは本当に難しいものだと思った。
頑張ったと思う。の一言に尽きる。
これは映画関係ないんだけど
宣伝のために露出が増えてる監督や役者の皆さんが
「俺たちの銀魂」感を出しすぎてるのが正直キツイ。
私にとっては空知の銀魂。
空知の万事屋。

グダグダ書きましたが、大好きな作品なので
やっぱり見られて嬉しかったし楽しかった!
OPEDのアニメスタッフリスペクトみたいな演出は最高でした。
もし続編を作るならまた見に行きます。
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