けーすけ

世界の果てまでヒャッハー!のけーすけのレビュー・感想・評価

3.7
2020/08/04(火) Amazonプライムビデオにて鑑賞。

前作『真夜中のパリでヒャッハー!』の続編となる本作。相変わらずヒャッハー!とアホな笑いが目白押しで爆笑でした。





夢だった漫画家になったフランク。恋人ソニアとの関係も良好で、彼女の父親に会いに友人達とともにブラジルへ旅行に行くことに。
フランクはこの旅行でソニアにプロポーズをしようとしていたのだが、現地でソニアの祖母ヨランドの世話を押し付けられてしまう。仕方なくヨランドを連れてジャングルの秘境ツアーに出かけたフランクたちだったが、それきり音信不通になってしまった。偶然に見つけられたGoPro(小型ビデオカメラ)に彼らの手掛かりが残されていたのだが、そこには壮絶な記録が・・・











事件が起きて「手掛かりになるかも」と記録された映像を見るというプロットは前作と同じ。GoPro的な映像なのでめちゃめちゃ手振れ激しい部分があるのでご注意を。


蜘蛛の話とか部族の習慣など、伏線をビシバシと張っていきザクザクと回収していく感じは観ていて痛快!
一応2作目ではありますが、今作だけを観ても十分に楽しめると思います。もちろん前作もバカバカしさ全開で笑えたので、時間があれば先に観てからの方がそれぞれの登場人物の性格がよくわかると思うのでオススメです。


主役のフランクは相変わらずいい人気質で危険な事とか、面倒を避けようとする性格。良くも悪くもそれが今回の騒動の一端ともなるのですが…。
一番ヤバかったのがアレックス。こいつ、こんなにアホやったっけ?って思ったけど、思い返したらアホやったわ。笑



どうしても前作と似た見せ方なので比較してしまうのですが、今作では「おいおいそれはやり過ぎだろ…」みたいな犯罪的ハラハラ感は無く、不快感無く観られるアドベンチャーコメディで良かったです(火事で大変な事になった人たちはいましたが、一応救いがあるのでOK)。
特に前作では鳥ちゃんがアレされちゃう部分に僕は萎えたのですが、今作ではそういった描写はほぼナシ!目玉焼きのくだりがあるのですが、、、ギリギリセーフかな。ナマケモノもかわいい・・・♪



原題が『Babysitting 2』という事で『Babysitting』を継いでいるのですが、今回は子供は出てきません。代わりとなったのが86歳である祖母ヨランドの存在でしょうか。普段は電動カートに乗っていてヘロヘロなのですが色々とヒャッハー!します。
おばあちゃんに無理やりあれこれってなると、観てて居たたまれない気持ちになりそうなのですが、本作ではこのおばあちゃんが一番のキモですかね。良い存在でした。




因みに本作では映画『127時間』の重要部分に触れるネタがあったので、前情報を知らずに映画鑑賞をしたい人で未見の方はご注意ください笑



相変わらずタイトルで敬遠されるだろう本作ですが、90分ほどで観やすく、ひたすらヒャッハー!と笑えるコメディとしておすすめです。


[2020-120]
けーすけ

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