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Death Note/デスノートのjnkのレビュー・感想・評価

Death Note/デスノート(2017年製作の映画)
3.5
みんなが知ってるデスノートかどうかと言われたらこれはデスノートではないと断言できるけど、いきなりアメリカ学園もの風に始まるし主人公イケてない組だしまさにアメリカにデスノートが落ちたらって感じは楽しかった。
殺し方も恨みがこもってて、死のプロセスの描き方が完全にファイナルディスティネーション。
「手榴弾を食べる」という発想はジャパニーズライトさんにはない。
今考えるとデスノートも夜神月もとても日本的な厨二病の体現者だったと思うし、歌って踊るインドデスノートとか血生臭バイオレンス韓国デスノートとか、ページめくるのにめっちゃ時間かかるフランスデスノートとか見てみたい。

この映画は明らかにジャパニーズデスノートとは別物として作ってて、「これはこういうもんだから!」という声が聞こえてきそうだけど、日本人がどれだけデスノート好きか知らんだろ。
ブームから何年も経って思い出したようにわけわからん続編が公開されてそこそこヒットするんやぞ!
というか逆にマヌケで感情的でなにかと物理攻撃したがるLと心底アホで知性のかけらも感じないライトのお互い動揺しすぎな対決()を笑って見れるのも日本人だけだと思うと幸せな気分になる。
頭悪いのに謎のルールは増えてるから、ドラえもんの道具でのび太が悪ふざけしすぎたみたいなことになってて、のび太が新世界の神を目指す夢のある話だったと思う。
音楽のダサい使い方だけは藤原竜也版オマージュに溢れててとても感動した。
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