Same

KARATE KILL/カラテ・キルのSameのレビュー・感想・評価

KARATE KILL/カラテ・キル(2016年製作の映画)
2.9
熱いパッケージイラストがかっこいい!中身は舞台をアメリカにしただけの低予算Vシネだ!

チープな映画ですが、見所はたくさんですよ!

幼い頃に親と死に別れ、兄妹2人となったケンジとマユミ。
演技の勉強がしたいとロサンゼルスに渡ったマユミの学費を払うため、妹思いの兄ケンジはバイトを4つも掛け持ちして働いていたが、マユミと連絡が取れなくなってしまった。
何か危険な事に巻き込まれたのではないかと心配するケンジは単身ロサンゼルスに乗り込む!

主人公のケンジを演じるハヤテは実際空手の師範であり、パルクールプレイヤーでもあるので、キレのあるアクションはとても良いです。
全員アクションのエキスパートを集められなかったからか、ハヤテの敵役のアクション演技のレベルがまちまちなのが残念。
役者としてはキャバクラのオーナーのハゲがなかなかいい役者だった笑

アクションだけでなくゴア描写もかなりいい。えぐい上に特殊メイクの出来も悪くないですね。
かごめかごめでサクサク刺していくところはえぐいなあ。
敵はカルト宗教団体で、儀式と称し殺人を行う様子をストリーミング配信するという、いくらアメリカの田舎でもこんな大々的にやってたらすぐ捕まるだろ!という大胆な奴ら笑
でもこのくらい荒唐無稽な奴らの方が面白いのでアリですね。

ストーリーはほんとよくあるやつなのですが、おそらくこの監督さんこの映画においてはタランティーノを意識してると思ったんですけど、こんなんでもタランティーノが撮ったら面白いんだろうなあ。
予算だけじゃなく、撮影テクニック的にもアクション、ゴア描写以外はC級映画です。でも下手なりにこだわりとかすごく感じるので面白かったよ!
ケンジがカラテが強くなった修行のくだりはやっぱ必要だったんじゃないかな。
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