正直グリンチより期待していなかったのに、思いのほか良かった。
前作で仲良くなったアーケードゲームのラルフとヴァネロペ。現状に満足するラルフに、新しい世界に踏み出したいヴァネロペ。そんな二人がwifiを通じてインターネットの世界に飛び込む。
ここで、今作最大の目玉！歴代ディズニープリンセス登場！スターウォーズのストームトルーパー登場！Amazon・Google・Twitterら実在の企業も実名登場！
今作とレディ・プレイヤー1が今年公開された事は、実は映画界にとってとっっってもエポックメイキングな出来事だったと思う。
制作会社の組織力があればキャラクターや企業の肖像権その他の壁を乗り越える事ができる事を証明した！
今後、大作主義を掲げる映画にはこの傾向は増えるかも知れない。そして大手によるキャラクター権の独占も大いにあり得る話だと思う。
アーケードゲーム機の壊れたハンドルを求めネット内でお金を稼ぐ2人。
ラルフはYouTuberに。時代だのう。
ヴァネロペはオンラインのレースゲームに夢中になる。世間的に暴力的なイメージのゲームでも、中の人たちはとってもいい人という展開。
人間の外見と内面性のギャップを描く事で、ラルフとヴァネロペの思考の違いが如実になっていくという脚本の巧みさ！
友情故にコンビの発展的解消という、ちょっとほろ苦い物語も実に素晴らしい。ディズニーによる金満作品という側面は否定しないが、それでも脚本がしっかりしている事を忘れてはイケナイ！
