インターネット関連のギャグが冴え渡ってた。
スローターレースの世界でのミュージカルシーンとか、アプリゲームのパンケーキで破裂するウサギとか、若干趣味悪い笑いが散りばめられてて好み。
マンネリな人生を脱したいヴァネロペがオンラインゲームの世界に憧れ旅立っていくという、インターネットの無限性を、個人の生き方の多様性に重ねて描いた筋書きはアイデア賞やな、と思った。
この世界では、形式張ったプリンセスものびのび私服で生きていける。生き方も着る服も、この世界では自由。
ヴァネロペの選択を尊重しつつラルフの生き方も否定しない、そういう話に仕上がってて、バランスの取り方が上手。
ただまぁ「親友なら友のためにこうあるべき！」っていうのをかなり直接的に主張してた気がして少し鼻に付いたことと、巨大ラルフが引くほどキショいことが、俺の中でちょいマイナス。
