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テラーハウスのTMのレビュー・感想・評価

テラーハウス(2012年製作の映画)
1.5
お化け屋敷に隠されているのは、幽霊?悪霊?妖怪?
いいえ、地獄への門です。

ぽかーーん。
二回寝てる間に終わってしまったから、三回目見たけど、それでもものすごく眠くて理解できなかった。
これはある意味すごい映画なのではないか……。

ハロウィンを目前にリニューアル中のお化け屋敷テラーハウス。従業員かつ霊能力者の主人公は、お化け屋敷内部に怪しい気配を感じ取っていた。
主人公は従業員仲間に指図して神父に相談を持ちかけるが、一方その頃、改装中のお化け屋敷内では次々と死者が出ていて……。

次々と人が死んでるはずなんだけど、主人公含めて従業員がみんな気づかない。気づかないから危機感ゼロ。気づけ。
追い詰められていく感じ出してった方が面白いと思うんだけどなー。
なんかヤバイって気づいたらもう死ぬって感じなので、恐怖感なく死人だけ増える。ジャケットにあるみたいな追い詰められてどうしよう的な場面がない。
そもそも、明確に殺人犯やら幽霊が出るわけじゃなく、何に殺されてるかも分からんまま大半死ぬしね……。

そして主人公の霊能力設定。これが一番の困惑要素では……。
主人公に話しかける謎の声。
突如見知らぬ森を歩く主人公。
謎の存在の助言を丸飲み。
この主人公がガチ霊能力者設定なのが悲しくなるので、ドラッグとかやってて頭おかしいって方がまだよかった。
ていうかそもそも霊能力者って、なに。

最初に死んだ人が、壁にすーーって飛んでって、謎の爆発で燃えるシーンは笑ってしまった。
そっからギャグに振りきるのか?と思いきや、真面目にホラー映画作ってるつもりだったらしい。
めちゃくちゃ出来のいいお化け屋敷の美術が、破綻した脚本とギャグみたいな恐怖演出を引き立てて悲しくなる。
予算の大半をお化け屋敷のセットにつぎ込んだのか?
脚本と配役の設定を一から変えて、あのセットで普通に殺人鬼にでも襲われる映画作ればよかったのに……。霊能力は禁止な!
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