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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Yearsの大大のレビュー・感想・評価

3.4
青年期のポールマッカートニーは、親が亡くなった喪失感から作曲に没頭するようになる。

そんなポールはジョンレノンと出会いバンドを組み、そこにジョージ・ハリスンとリンゴ・スターが加わり、ビートルズは結成される。

ライブハウスで夜通し演奏することもあったビートルズだが、アイドル的な人気を博すようになる。

イギリス・リヴァプールのバンドであった彼らは、アメリカでの成功を夢見ていた。

アメリカでのライブも成功させた彼らだが、ジョンレノンの「ビートルズはイエス・キリストよりも有名になった」発言により、アメリカ人の反感を買い、アンチが激増する。



(以下ネタバレ気味)



それでもビートルズ人気は加熱し、警備の都合上、スタジアムなどの大規模会場でしかライブができなくなる。

当時の音響設備がスタジアムの観客に聞かせられるほどのパワーがなく、観客はビートルズの演奏を聞かず、

ただ熱狂しているという状態に葛藤したビートルズは、一切のライブ活動停止を決める。

(以降はスライドショーのダイジェスト)音源制作メインの活動と、アップル社屋上でのライブを最後に、ビートルズは解散する。



▼当時のメディアの映像や、写真を出しながらのナレーションがメインで構成されている。

▽ディズニー+で配信中の、ビートルズドキュメンタリーのような、生感のある映像素材はあまり使われていない。

▽ディズニーのドキュメンタリーでは、本当に貴重な素材が使われてるんだなぁと実感。



▼史上初の武道館ライブ開催時に、右翼団体からの抗議があったエピソードにびっくり。

▽神聖な武闘場で外国人によるロックライブなんてけしからんという言い分も、当時は前例がなかったわけだし、なるほどとは思う。

▽逆に武道館でライブやっちゃおうぜって最初に思いついた人すごい。
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