Kaoric747

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring YearsのKaoric747のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ビートルズが精力的にライブツアーを行っていた頃の映像を関係者のインタビュー映像を交えて追ったドキュメンタリー映画。インタビューを受けた人物のプライベートなエピソード以外は特に目新しいことはなかったが、当時の思い出を語る現在のポールとリンゴの姿は微笑ましい。
唯一初めて聞いたような気がするジャクソンヴィル公演の話はかっこよかった。ビートルズのルーツとなっている音楽を考えれば当然、有色人種の前で演奏しないなんてとんでもない話なのだが、それが罷り通っていた当時のアメリカ。4人が毅然と「受け入れられない」と言っていたのは感動すら覚えた。この話とウーピー ゴールドバーグの話はリンクしているのだろうな。ウーピーのビートルズファン全開の様子がとてもかわいかった。
最後のシェアスタジアムのライブ映像は海賊版のVHSでゴミみたいな映像は何度も観たが、かなりきれいな映像になっていて、これを観るためだけに映画館に観に行く価値があると思う。ステージ横で4人を見守るエプスタインとか、最後の「I'm Down」のジョンとジョージの妙なテンションが面白い。そしてシェアスタジアムの衣装はいつ観てもいい。勝手な想像ながら、4人の着方に個性が出ているのも好き。
ポール:お手本(ボタンは上までとめる)
リンゴ:堅苦しいの嫌いなんだわ(一番上のボタンだけ外す)
ジョージ:一応ちゃんと着るけど右倣えとか無理
(ボタンは上までだが、バッジの位置が1人だけ右)
ジョン:ちゃんと着ようとかいう考えさらさらない
(ボタン全開)
(2016/10/1 TOHOシネマズ 本館)
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