スガシュウヘイ

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Yearsのスガシュウヘイのレビュー・感想・評価

3.0
“比べるべきなのはモーツァルトだろう。膨大な作品、美しいものばかり。長い時が過ぎ、同じレベルの才能が現れた。ビートルズだ”
(作曲家 ハワード・グッドール)

“世界が光り輝いて、突然感じたの。この人たち 好き。私は黒人よ。ーー彼らを白人とは思わない。彼らはビートルズよ。”
(ウーピー・ゴールドバーグ)

“幸せだった。ジョンに恋してたから”
(シガーニー・ウィーバー)


1964年、人種隔離政策の中、フロリダ州ジャクソンビル ゲイターボウルでのライブ会場は、客席が白人と黒人で分けられていだ。
そこで「受け入れがたい、バカげてる」と言い放った4人。演奏を拒否。結果、自治体が譲歩し客席を統合した。この時の喜びを語っていた歴史家の黒人女性の話もよかったなぁ。


ビートルズは、ロックの神なのに、近寄りがたい雰囲気がない。特に本作に出てくるビートルズは、なんだか音楽好きのクラスメイトみたいだ。

私は一生、彼らのファンだろう。

私が生まれる前にビートルズは解散し、ジョン・レノンも殺されてしまったけど、本作を見ることでビートルズ時代を追体験することができる。いい作品。


公開:2016年
監督:ロン・ハワード