MayumiI

ぼくと魔法の言葉たちのMayumiIのレビュー・感想・評価

ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)
4.0
自閉症により3歳の時に突然言葉を失ったオーウェン。彼が発するモゴモゴとした意味不明の言葉の正体が、彼が毎日擦り切れるほど見ていたディズニー映画に登場するキャラクターのセリフであることに気づいた父は、ディズニー映画のキャラクターのぬいぐるみを手に取り、身を隠しながらオーウェンに語りかける。 「ディズニー映画」を通して言葉を取り戻した青年と家族のドキュメンタリー。 予期せぬこと、新しいことが苦手なオーウェン。オーウェンは「ディズニー映画」を通して、言葉だけでなく、人生を学んできた。そういう「好きなこと」「手がかり」があって本当によかったと思うし、何よりも環境を整えた家族、理解のある兄の存在が大きいと思う。ただ、お兄さんの「彼を支える覚悟はできている」という言葉、とても重い。 人生はまだまだ続く。オーウェンだけでなく、お兄さんも幸せになってほしいと心から思った。
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