馮美梅

エタニティ 永遠の花たちへの馮美梅のレビュー・感想・評価

3.5
セリフは最小限、全編にピアノの音楽が流れ、そして1900年初頭から現代まで脈々と命がつながっていくという物語。

主人公ヴァランティーヌが愛する人と結婚し、子供が生まれ、育てていく。子供が生まれるたびに彼女の幸せも大きくなるが反面、その愛する存在を亡くし悲しみ苦しむことも大きい。

そして、その子供たちがまた愛する人と出会い、結婚して、子供ができて…フランスのブルジョワ階級の人みたいで、毎日のんびりした日々の中で生きているって感じ。

住まいはそのままでも、服装でそれぞれの時代の流れがわかる。女の子たちのレースのドレスや編み込んだ髪も素敵だし、可愛い。

夫婦は仲が良く、幼馴染夫婦と暮らし、だからこそ、どちらかを失ったときの喪失感の大きさ、そしてお互いの愛の深さが切なくて…

しかし、凄い多産。平均6人くらい産んでて、今のご時世では考えられないかも?そしてフェミニストの人が見たらきっと色々言うんだろうな~。
でも、女性は好きな男性の子供を産み育てることが大切だと思う考えや人がいてもいいと思うし、それも男尊女卑ではなく立派な仕事だとも思う。

映像が綺麗で私は嫌いではないですね。
馮美梅

馮美梅