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ある現代の女子学生のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

ある現代の女子学生(1966年製作の映画)
3.3
エリック・ロメール監督の短編(1966年のドキュメンタリー、14分)
原題:Une Etudiante d'Aujourd'hui
~「クルールの膝」と同時上映~
撮影はネストール・アルメンドロス

女子学生が急増し、ほぼ男子と同じ比率になった1960年代のフランス。
オルセーにあるパリ11大学の理学部(の研究所)で学ぶある女子学生ドゥニーズ・パドヴァン(結婚して子どももいる)の日常を写している。
大学では受講と実験に打ち込み、学食を急いで食べると、図書室など勉学に勤しむ。研究所では脳波の測定の助手をし、家庭生活では夫や子どもとの時間を大切に過ごす。
最後は、娘を風呂に入れている「パパ!」で終わる。

マリー・キユリー以降自然科学の分野に女性が進出。女性のキャリア指向が高まる中で、私生活も尊重されていくようになった時代を切りとっている。
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