これは何とも２時間 緊張と不安を煽る ズッシリ見応えある作品でした★
人に勧めにくい作品ですが ハマル人はドップリ入る そんな映画です。
評価は ★5～4 、★2～１と別れる映画なんでしょうね～
私は。。。 ツボですｗ 当りです☆
・まず オープニング！ やられましたー
（ただならぬ 映画が始まる予感がした！）
・音楽：オープニングからエンディングまで助演男優賞です★
こんな不安と緊張感を持続させる 音楽（弦楽）ないな～！！
スリル度で セッション 級！！怖わ～
バイオリン、チェロ、コントラバス 高中低 不協和音のオンパレードｗ
・カメラ：主役でした！！ これハリウッドみたいに タイマー制御のアームやレールを使わずに 人の力で撮ってるんでしょうね～ 凄い！
その場に居る様な臨場感！！スリルを作る 一番の立役者でした☆
キャストも皆注目して観れたし、各スタッフの技も惚れぼれしました。
ーーーー少々ネタバレ！読むな！！ーーーー
あえて言うなら。。。倍ぐらいの4時間物でガッツリ観たかった！青年期など誕生直前のエピソードを。一気に飛びすぎ！ しかし だから意表なエンディングなのかもですが。
始まり方、終わり方 斬新ですね～ 心掴まれました。
カメラと音楽がスリルを盛り立てて行き 徐々に徐々に 観客の集中力を上げていきます。 ３０分後には この先どうなる？？気になる！！気になる！！ 過去の本当の映像をフラッシュカットで使い あたかも実在の ノンフィクションの様に真実味ある進め方には吸い込まれました。話の流れ 次のシーンの予想を 殆どサラっと上手く裏切り 予想の着かない展開です。少し オーメンを思い出し ハネケ作品の様な謎な感情を残す進め方！ そしてマジカルガールの様な ゆっくりしたシーンの間で観客に考えさせる映像余韻。 演出意図は？ 悩まされます！！ 何故 独裁者は生まれたのか？ 一人一人に問う 問題作です。合わせて ＴＶ映画の「ヒットラー」ロバート・カーライル主演 を観て 誕生を比較してみるのもオススメです。
演出力かなり高いです。次回作が早くも話題で これも斬新な作品の様なので 絶対観に行きます！！
2016/11/26 梅田TOHO別館
