菊次郎

シークレット・オブ・モンスターの菊次郎のレビュー・感想・評価

2.5
画がいい。というのを新作レビューで書きすぎなのだけど、それは単に画が良さそうなのを無意識に観に行ってるんだなと確信。されはさておき。

シンメトリックな画作りと、音楽の緩急で重厚かつ不気味で不安になる雰囲気は製作者の意図通りに作ることに成功している。画と音楽はミスマッチではなく、歪みや、非協調的なものの暗喩なのは単純ながら演出として効いてました。

また「独裁者の出自」に関して、考察的アプローチな訳ですが、そこが”いかにも”すぎるのが個人的には腑に落ちませんでした。それならもっと創作に舵を取ってドラマチックにしても良かったのでは。
菊次郎

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