めい

シークレット・オブ・モンスターのめいのレビュー・感想・評価

2.6
「すべての解釈を観客に委ねる映画」

 架空の独裁者の幼少期を描いた映画『シークレット・オブ・モンスター』を観た。第一次大戦後間もない仏国に米国高官の父に伴ってやってきた美少年プレスコット。彼の家族との軋轢の中で鬱屈の日々を過ごし、問題行動を起こしていく様を映していく。
 特に大きなドラマがあるわけではなく、淡々と少年の行動と変化を追っていき、少年の内面すら明確に敢えて説明されない。
 それゆえ、全ての解釈を観客に委ねられてる映画。かなり観る人を選ぶ。正直な所、観客に委ねすぎている印象を受けた。
 ただし、主演の少年の美貌と佇まいは素晴らしい。美少年好きな人は行って損がないと思う。
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