ヒトラー、ムッソリーニ、スターリン…
彼らはいかにして独裁者と化したのか。
短編「指導者の幼年時代」に発想を得たオリジナルストーリー。
ヴェルサイユ条約締結から第二次世界対戦勃発までを描いている。
"子供は皆生まれながらに天使である"
と言わんばかりに羽を付け、
天使の格好で現れるブレスコット。
降誕劇の稽古なのだが、これから始まる悪魔誕生の物語を揶揄するかのよう。
"一人では悪魔になれなくても、
大勢でなら容易に善を忘れられる"
ダミアン的な怖さを期待してたんだけど、
子供ならまーありがちな癇癪。
「僕より好きなの?」
両親は自分に無関心、しかもW不倫!?
家族の団らんはなく、いつも独りぼっち。
かまってほしくて、わざわざ事件を起こすんだろーな。
やっぱり愛情を与えられずに育った子は、
冷淡な子になると思う。
"ぼくをみて、ぼくをみて、ぼくのなかのかいぶつがこんなにおおきくなったよ"
自尊心だけは大きくなって、
屈辱は許さないっ
絵本を読むシーンは怪物の片鱗を見せ、
ちょっと怖かった。
あれは予知夢だったのか。
ラスト、ん?チャールズ…??
えぇー、あー、そーゆーことか、、
なんか序破急の"序"だけを観たような、、(笑)
散々、仰々しい曲で煽っといて、これで終わり??
独裁者となるのも唐突で説得力がないなー
実在の人物を描いてるんじゃないんだから、
実際の映像を挟むのもしっくり来ないし、
意味深なアイテムをちょいちょい入れてきて、
作り込み過ぎもシラケる。
映画の雰囲気は好きだっただけに、
いろいろ思わせ振りでなんだかなー