ネルエル

シークレット・オブ・モンスターのネルエルのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

音楽が仰々しくて不気味で不快。内容も時代背景や宗教が絡むので更に難解になっていて、あまり理解出来ず。

親の愛情の欠如は名前を呼ばれないことからも明白で、危険な独裁者の英才教育してるようにすら見えた。
大人たちの内面的な汚さを知ってるプレスコットは、信仰だとか表面的に取り繕う両親には嫌悪感しかなかったのだろうし、居場所も無ければ自己否定される彼が可哀想だった。


ここからは自分なりの想像だが、冒頭の階段を降りてくる場面は、天から舞い降りた天使みたいな印象だったけど、終盤の階段を登って倒れた場面は、その天使が死んだというか昇天したように感じた。そして彼は堕天して悪魔として蘇ったのかな。
石でガツンと殴る場面は、ダビデとゴリアテの話を思い出した。あと、途中の蛇は堕落させる象徴だし、家の壁が剥がれてるのも家族が崩壊しそうな象徴なのかな。
ネルエル

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