シークレット・オブ・モンスターの作品情報・感想・評価 - 83ページ目

シークレット・オブ・モンスター2015年製作の映画)

THE CHILDHOOD OF A LEADER

上映日:2016年11月25日

製作国:

上映時間:116分

3.0

あらすじ

1918年。ヴェルサイユ条約締結を目的にフランスに送り込まれた米政府高官。彼には、神への深い信仰心をもつ妻と、まるで少女のように美しい息子がいた。しかし、その少年は終始何かに不満を抱え、教会への投石や部屋での籠城など、その不可解な言動の数々に両親は頭を悩ます日々。その周囲の心配をよそに、彼の性格は次第に恐ろしいほど歪み始める―。そして、ようやくヴェルサイユ条約の調印を終えたある夜、ついに彼の中の…

1918年。ヴェルサイユ条約締結を目的にフランスに送り込まれた米政府高官。彼には、神への深い信仰心をもつ妻と、まるで少女のように美しい息子がいた。しかし、その少年は終始何かに不満を抱え、教会への投石や部屋での籠城など、その不可解な言動の数々に両親は頭を悩ます日々。その周囲の心配をよそに、彼の性格は次第に恐ろしいほど歪み始める―。そして、ようやくヴェルサイユ条約の調印を終えたある夜、ついに彼の中の怪物がうめき声を上げる―。20世紀が生んだ最悪の怪物=”独裁者”生誕の謎に迫る至高の心理ミステリー。

「シークレット・オブ・モンスター」に投稿された感想・評価

しお

しおの感想・評価

2.5
???
「教養がある方におすすめ」って言って高評価付けてる人にご講釈願いたい。
ささき

ささきの感想・評価

3.8
幼年部分のみを淡々と、明確な心理描写なしに見せられるから想像は駆り立てられまくるし、直接的な要因なしに少しずつの歪みで人格形成されちまう人間の怖さに身震いしっぱなし

なんかマーシーメイっぽい気が
音楽とカメラは不安感煽りまくりだし
これは、、ミステリーなのか?
教養がない自分は主人公がどういう独裁をしたのか知らない。なので難しい子供のしつけは大変ということしか伝わらなかった。伏線のような描写が多くあったのだが、、

ストーリー重視を期待するとちょっと残念かもしれないが、背景音楽や緊迫感は確かに凄かった。特に音楽!そして何と言ってもアデレイドの美しさ!見つけてしまった…

うーん。歴史物は難しい
sano

sanoの感想・評価

4.8
個人的に凄く気に入った。
他のレビューにもあるけど、人を選ぶ作品。


映画の始まりから終わるまで、この世界観に飲み込まれる。入り乱れる低音と高音。こちらを煽るところか、一気に映像の深淵にまで落としてくる。

そんな作りをやってのけたのが、凄い。
これで処女作とは…(^ω^)

主人公の名前が、ラスト数分まで決して呼ばれない。それまで方向性のなかった主人公の行く末を暗示してるのかもね。あの瞬間、「プレスコット」が産まれたのかもしれないな〜。
aym

aymの感想・評価

2.9
サントラ欲しい
Itsuka

Itsukaの感想・評価

1.0
音楽だけが良かった、もう見ない
Seck

Seckの感想・評価

1.0
ポンコツすぎるwww
くじら

くじらの感想・評価

2.1
賛否うまれそうな作品だった。。
他の感想にもあるように、謎とかミステリーは特に存在しないように思えた。
少年と、少年が翻弄する人達のお話。

人と違う感性をもって生まれてくる子がいて、そういう子への接し方、教育、叱り方って難しいなぁ…って思った。

もうちょっと掘り下げて描いてほしかったのが正直な気持ちです。
netfilms

netfilmsの感想・評価

3.3
 次々にモンタージュされる第一次世界大戦の記録フィルムのモノクロ映像、1914年に起きたサラエボ事件を契機にヨーロッパで始まった戦争は、ドイツ・オーストリア・オスマン帝国・ブルガリアからなる同盟国と三国協商を形成していたイギリス・フランス・ロシアを中心とする連合国の間で行われた。多くの人々は戦争が早期に終結すると楽観していたが、機関銃の組織的運用等により防御側優位の状況が生じ、弾幕を避けるために塹壕を掘りながら戦いを進める「塹壕戦」が主流となったため戦線は膠着し、戦争は泥沼化した。その結果、大戦参加国は国民経済を総動員する国家総力戦を強いられることとなり、それまでの常識を覆す物的・人的被害がもたらされた。11月にキール軍港での水兵の反乱をきっかけに、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世は退位に追い込まれ戦争は終結した。だが足かけ5年にわたった戦争で900万人以上の兵士が戦死し、戦争終結時には史上2番目に犠牲者の多い戦争として記録されることとなる。1919年1月に行われたパリ講和会議のため、ウッドロウ・ウィルソン米国合衆国大統領がパリへやって来る。

 まるでアベル・ガンスのような鉄路のモンタージュ、指揮者の掛け声とともにオーケストラが一気呵成に攻めて来るような凄まじい音圧は、レオス・カラックスの『ポーラX』以来、何と16年ぶりにスコット・ウォーカーが手掛けたスコアに他ならない。圧巻のオーケストレーションと鉄路のショットが止むと、画面に厳かな修道院の窓枠が映し出される。列に並ぶ子供達の末尾を、ろうそくを持った少年とも少女ともつかない子供がゆっくりと階下に進んで行く。ウィルソン大統領の講和会議に出席するために、フランスのパリ郊外へやって来た父親(リアム・カニンガム)と母親(ペレニス・べベジョ)の間には、一人息子ブレスコット(トム・スウィート)がいた。髪を長く伸ばし、少女のような柄の服を来た少年は、遠くから見ていると美しい少女にしか見えない。ある日降誕劇の稽古の後、教会の前で話に花を咲かせる村人たちの輪に向かって、謎めいた美少年は石を放る。その危険な放物線は彼らに当てるというよりも、投げている自分という存在に気づいて欲しいと言わんばかりである。今作にはこのようなブレスコットの癇癪が何度も訪れる。無邪気な子供の悪戯にも見えた癇癪は日に日にエスカレートし、やがて手がつけられないほどの悪魔な内面を大人たちに突きつける。謎めいた美少年の静かな内面の変化こそが今作の核となる。

 今作が処女作となったブラディ・コーベットは俳優として映画人のキャリアをスタートさせた。ミヒャエル・ハネケの『ファニー・ゲーム』のアメリカ版『ファニーゲーム U.S.A.』において、ブルジョワジー家族の別荘に侵入した2人組の片割れで、美しいナオミ・ワッツをいたぶった年下の男こそが彼である。あるいはラース・フォン・トリアーの『メランコリア』のティムと言えばわかりやすいかもしれない。4章仕立ての物語構成、人々の信仰心とそれに逆らう反逆者、生と死への好奇心、性の目覚め、主人公の不満を端的に表わすシンプルな癇癪表現など、今作には明らかに「ドグマ95」以降の映画表現が散見される。謎めいた美少年は信仰を破棄し、宗教に依存する母親と権力闘争でのし上がった父親との欺瞞に満ちた関係を徹底的に憎悪し、糾弾する。そのきっかけとなるのが、ラース・フォン・トリアーの『ニンフォマニアック』でシャルロット・ゲンズブールの若き日を演じたステイシー・マーティンである。第一次世界大戦と第二次世界大戦の間というまさに「戦間」の時代に育ったブレスコットの描写は、人によってはアドルフ・ヒトラー、ベニート・ムッソリーニ、ヨシフ・スーターリンの姿を想像するかもしれない。謎めいた美少年のクライマックスでの変貌ぶりは、再び独裁者を生む機運の高まる世界の趨勢への警鐘をも含んでいる。
tuna

tunaの感想・評価

4.4
難しいですが、考察のしがいがある映画でした。
他の方のレビューにもあるように、人は選ぶけれど、私は面白いと思いました。