古来より人々はドラゴンを恐れ若き乙女を生贄に捧げてきた、この忌まわしい風習は一人の騎士がドラゴンを退治したことにより終わりを告げる
今ではその生贄の儀式は婚礼の儀式へと変わり、今日一人の娘ミラがかつてのドラゴン殺しの英雄その孫イーゴリと結ばれる盛大な祝いの場
その余興で歌われたドラゴンの歌により、新たなドラゴンが呼び寄せられ花嫁ミラは連れ去られてしまう、、、
タイトルまんまのドラゴンが出てくるお話
見終わったあと知ったけどこれロシアの映画なんですね
監督も出演者も誰も知らない映画なんですが、評価が高いのが気になって見てみたってやつです
その評価もうなずける、よく出来たストーリーだと思う
予想できるんだけど、ベタベタかもしれないんだけど、見せ方が上手い
中世ブラックファンタジーな世界観も好きだし、ヒロインの赤い衣装が映えていて良かった
囚われたヒロインはドラゴン(擬人化する、むしろ基本人で稀に竜化する)と暮らすうちにお互いに必要な存在になっていくんだけど
そもそもドラゴンは悪意があって攫ったのではない、本能みたいなもの
帰してあげたいのはやまやまだけど、ヒロインに触れてしまうと竜化して暴走しちゃうからそれも出来ない
本人は竜化を抑え込むため日々苦悩しているの、好きなんだけど触れられない、こういうテーマ切なくて好き
終盤、ヒロインがドラゴンの歌を歌い再び攫われるシーンもすごく良かった！あの儀式の神秘的な美しさはやばい
ドラゴンとヒロインが徐々に変化していく様子も印象に残った
ヒロインは少女から大人の女性へとなり、ドラゴンは愛を知る
そしてハッピーエンドなのがやっぱりいいんです！ドラゴンに乗るヒロインの絵で終わるラストカットのかっこよさ！
