この『ホン・ギルドン』って何度となくTVドラマや映画に出てくるんですけど、言わば韓国の『鼠小僧』ですわ。
洪 吉童でホン・ギルドン。
小説「洪吉童伝」においては世宗(この世宗(セジョン)ってソン・ガンホさん主演で「王の願い」って映画になっている王様。ハングルの創始者)の時代に生きた庶民の救世主。
で、この映画は・・
ホン・ギルドンを脚色して現代の探偵(秘密結社員?)にしています。
演じたのはイ・ジェフンさん。
映画「建築学概論」
➡ 「パパロッティ」
➡ 「悪魔の倫理学」
➡ 兵役
戻ってからのテレビドラマ「シグナル」の主人公
➡ これ。
「シグナル」観ての思い込みなのか、頭が切れる人物のイメージなんですよね。
加えてとてもトリッキーなやり方というか、仲間の秘密結社的なグループは映画が終わってもかなり謎のままなんですけど、ちっちゃな伏線だけで巧いこと煙に巻いた感じ!笑
《ご都合主義》とは言わせない!みたいな。
あと映像的に韓国ではあまり見かけない雰囲気です。
基本スタジオセットでやっていることはわかるんですが、車移動とか完全な外のシーンがね、そりゃCG合成なわけですけど、たぶん、たぶんですよ、あえてのチープというかね。『韓国のどこでもない架空の場所』ってことなんだろうなあ。そのファンタジー感のためなんだと思います。なかなか洒落ていると思います。
続編、シリーズ化はしないのかなあ・・。
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