このレビューはネタバレを含みます
自宅でプライムで鑑賞。
1996年公開のドラえもんの映画作品。
監督は「ちびまる子ちゃん」の芝山努。
個人的映画版ドラえもんランキングを作るならば今作は5番目くらいに好きだ。
序盤、いつものスネ夫の「これ3人用なんだよね〜。」の流れからの仲間はずれにされたのび太の「ドラえもん〜」の流れかと思いきや…。
いつもと違う!ドラえもんが行方不明!?心配するのび太からの「どこに行っちゃったんだよー、ドラえもん〜!」ここできたか笑!!
実は未来の「ミステリートレインツアー」の予約に出かけていたドラえもんと共にミステリートレインに乗って宇宙に繰り出すのび太。
後々、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんとおなじみのメンツと共にミステリートレインの行き着く先、「ドリーマーズランド」に行き着くが…。
今作、原作における「天の川鉄道の夜」をベースにした話(この原作エピソードも廃線に対してのビターな味わいが秀逸)なんだけど、それをここまでのテーマパーク的なアップグレードに昇華できてるのがまずワクワクする。
のび太たちが訪れる惑星も西部劇、忍者、メルヘン、恐竜の住む世界など多種多様。
特に個人的にお気に入りなのが、忍者の星でのジャイアン、スネ夫のコンビ。
城内にミニ虎の巻を使って、バッタの術、通り抜けの術、ネズミ変身の術を駆使して巻き物を取りに行くんだけど、そこでの伏線が終盤に生かされてるのが上手いと思った。
のび太の射撃の腕前も生まれる時代と映画を間違えたら「マグニフィセント・セブン」に入ってたかも、そんくらいチートですげぇ笑。
各キャラの魅力も存分に生かしたテーマパーク的面白みのある作品だった。