佳子

ドラえもん のび太と銀河超特急の佳子のレビュー・感想・評価

3.2
ドラえもん映画17作目
17歳。高校2年生。

夏休みにカリフォルニアへホームスティさせて貰った年。まだ日本になかったユニバーサルスタジオに行って、初めて乗ったバックトゥザ・フューチャー。
本物の映画の中に飛び込んだとしか思えなくて、めちゃくちゃに興奮した。
日本の遊園地とのレベルの差を体感し、「ああ、世界って凄い」と心底震えた。

銀河鉄道✖️ドラえもん。
このドラえもんはF先生の好きなものを全部ぶっ込んで作ってる。
西部劇、恐竜、宇宙…。
オッケー牧場。クリントイーストウッド。松本零士。F先生のパクりたいグランプリ。
スケールが大きく、絵的にも派手でワクワクさせられる。

が、毎年のルーティンになり、マンネリにならないようどうするかという制作側の迷走がところどころ見えるような気がする。
例えば、ジャイアンの「のび太は映画になると途端にかっこいいこというよな。」という台詞。
それは、観ている側が言うことであって、登場人物が言っちゃ駄目だろうと。
しずかちゃんのお風呂シーンも、現代なら完全にアウト。ここも、エッチという子供目線の笑いどころの枠を超えてる気がした。

寄生生物が、悪役というのは面白かった。
寄生されると、極悪非道な人間に変わるところも。
目がヤバい。いっちゃってる。
主役の少年がハンマーで人を殴り倒そうと
する⚒子供向けアニメ、これも今は無理でしょうね🤣

F先生が、完成を観た最後の作品。
佳子

佳子