カプカ

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのカプカのレビュー・感想・評価

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医療ミスを犯した男に自分以外の家族を1人犠牲にしろと呪いをかけられる話。
家族が保身のためにアピールをする姿を乾いた演技で表現し、バリー・コーガンのねっとりとした存在感で迫りくる危機を演出した気持ち悪くてシュールなコメディでした。

相変わらずきつい特殊ルールがある話を棒読みで演技させて悲劇を喜劇として見せる意地悪な映画で、更にシンメトリーや上から迫るシャイニングのようなカメラワークで不気味に演出し、生贄を選ぶ父が子供の成績を聞いたり、すり寄る家族とか最悪でランティモスらしい嫌な映画だった。
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