かじやん

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのかじやんのレビュー・感想・評価

3.8
医療ミスで父を失ったバリー・コーガン演じるマーティンが、コリン・ファレル演じる心臓外科医に復讐する物語。音楽が効果的に使われていて、特にマーティンが登場する際の何ともいえない不協和音のような曲が観る者を不安にさせる。また、バリー・コーガンの演技がうまく、観ていて胸くそが悪くなる。ニコール・キッドマンは執刀医の妻役で、アップになると寄せる年波には勝てないが、全裸にはなるわ、ヘルス嬢もどきの行為はするわ、で妖艶さは健在。のっけから心臓丸出しだし、真上から撮影するなど、ランティモス監督の技巧が光る。ギリシャ神話に基づいてるようで、知識なく観たが解釈は様々かな。
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