azuki

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのazukiのレビュー・感想・評価

4.0
カメラワークによってもたらせる(良い意味で)ねっとりとした気持ちの悪い視点。定点で撮影しても問題ないような場面で、あえて不自然にキャラクターを追いかけたり、奇妙な距離感を保ったドリー撮影が目立ったり、まるで視聴者にあの家族を見張る役割が与えられているかのよう。とても癖になる。
『ロブスター』でもそうだったが、普段当たり前と信じている「愛」だとか「家族の絆」だとかが不条理に試され、問い直されていく様がおもしろい。
最後のダイナーのシーンの解釈に悩んでいる。
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