聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのliftmanのレビュー・感想・評価

なかなかじわっと味わい深く怖い。
どこか突き放すような冷徹な視線のような端正な映像。
この手のホラーは映像が美しければ美しいほど怖さが増す気がします。

なんといってもキモはマーティンのキャラかと。
これが子供でもなく大人でもない、とても悪人には見えないけど善人でもない。今までにないからっぽで得体の知れない、ある意味中途半端とも思えるキャラがとても印象的でした。バリーコーガン曲者です。

終盤の自分勝手な親っぷりからのエンディングが予想もつかなかった。そんなのあり！？