tomoo1106

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのtomoo1106のレビュー・感想・評価

3.7
一番初めの心臓がそのまま出てくるシーンで、不穏感満載。終始カット割りも曲も不穏で不気味。近くにいるのに姿は見えず、でもゾワっとする気配だけ永遠に感じ続けるような重い映画だった。

ハムラビ法典と権力を描いた映画だと感じた。
権力が無力化されて、自分以外の人を自分以上に大事にできるのが家族だと思う。
そこがズレている時点で、この家族は選ばれるべくして選ばれてしまったのかなと思った。
ズレている人間のいやらしい部分を見せられて、正義とは何か?を考えさせられた。
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