このレビューはネタバレを含みます
<ザックリ評価>
医療ミスしたら家族に呪いかけられた上に誰を生贄にするかの究極の選択を迫られる話の雰囲気映画。
<魅力>
・タイトル
・演技
・緊張感
<不満>
・オープニングの内臓が無駄に長い
・プロットの手抜き感
・リアリティが無い
<詳しい感想>
子供たちが這い回るシーンとか主役のダンケルクの顔とか含めて、若干キモい雰囲気を出すのには成功していると思う。観てる最中は緊張感があるが、結局のところトンデモ設定なので余韻は残らない。
「ロブスター」といい、鹿殺しといい、この監督はトンデモ設定をシレッと作品に織り交ぜる手法が売りなのだろう。あとは好みの問題。
シャカの天舞宝輪みたく五感を徐々に奪っていくような鬼畜な呪いだったらもう目を背けたくなるような心理効果が期待できたかもしれないが、その点薄味というか良心的に仕上げてあった。インパクトの強いタイトルに名前負けしている感は否めない。