きよこ

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのきよこのレビュー・感想・評価

4.1
邦題に惹かれて鑑賞。ロブスターの監督。やっぱり奇才だわ。良質なサスペンス。

とにかく脚本が面白かった。飽きさせない。ひたひたとじわじわと観客まで迫り来る恐怖と絶望。醜い争い。本性むき出し。
マーティン…薄い顔でぱっとしないなと思って観てたら、ゾクゾクするような台詞と無機質感がたまらない。そう、ナポリタン怖い。。。

ずっと胸騒ぎが止まらなくて不快。
不可解。難解。因果応報。天罰。運命。
神か悪魔か。誰が悪なのか。
ちっとも腑に落ちない。だから余韻がすごい。

俯瞰した視点は神のメタファーなのか。絵画のようなシンメトリーは何を表すのか?

だから何だったのか?なんて聞かないで。
ああーずっしり重いわー。
きよこ

きよこ