水辺の君に

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアの水辺の君にのレビュー・感想・評価

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さすがロブスターを作ったヨルゴス監督作!面白かったです。
前作ほどシュールな笑いって感じじゃなくてギリシャ神話の元ネタふまえた上で、本質というか人間を命を見据える内容ですね。サクリファイスの重要性というか。
カメラワークの視点や黄金比やあらゆる面でメタファーとして、神というか目に見えない何かの存在を表してるのも流石ですけど、マーティンの能力や結果があの無表情の演技で説得力増してるのも凄いですよね。
スパゲティの比喩もさすが。本人にとっての特別は、他人にとっての特別ではないし何なら他人にとっては平凡な事柄でしかないっていう。
とにかく、ジョジョ的な荒木好みの不条理&サクリファイス&命のお話。相変わらずのヨルゴス節全開で大満足。次作も楽しみ!
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