行きそびれてしまった映画をTUTAYAレンタルで鑑賞。
ニコール・キッドマン、コリン・ファレル、バリー・コーガンの出演している終始不穏な空気の漂うオカルトファンタジーと言うか、サスペンスホラーと言った感じの映画です。
低音で鳴り響く不穏な感じのBGMが、より一層の恐怖感と"きっと何か起きる!"と思わせる無気味な雰囲気を醸し出していて、
怖いもの見たさの好奇心を煽って来ます。
コリン・ファレルは腕に自信のある心臓外科医。
ある日、手術で1人の男性を死なせてしまうと言う大失態を犯し、
罪の意識からその息子マーティン(バリー・コーガン)を自分の息子の様に可愛がり頻繁に会う様になります。
マーティンとの経緯は伏せたまま家族に紹介しますが、
その後マーティンとの距離が異様なまでに近づいて行きます。
娘がマーティンと仲良くなり、
頻繁に家に尋ねて来るマーティン。
マーティンの家にも呼ばれる様になり、
断っても執拗に近づいて来るマーティンにそこはかと無い恐怖を覚え距離を置こうと試みます。
マーティンから突如宣告される4つの出来事によって、家族に次々と災いが訪れるのでした…。
悲鳴が響く様な単刀直入の分かり易い恐怖感では無く、
徐々に忍び寄る不穏な空気、出来事によって起こる恐怖感がひしひしと伝わって来る感じのストーリーです。
音響効果や、カメラワークも効いていて、
よりいっそうの無気味さが広がります。
少し分かり難い部分もあるので、
見終わってからブログを読んだり、
考察をしたりもしたくなりました。
例えば、①タイトルである"聖なる鹿殺し"の意味とか(自分なりに理解済み)
②彼の宣告が成し得たのは何故か?とか…。
③途中アップで見せるマーティンの食事シーンに意味はあるのか?とか(ナポリタン)
④マーティンが胸が痛くなると訴えて診察をしてもらった理由は?とか…
(接近する以外に何か意味合いが見え隠れする気がして…)
他にも見落としている考察ポイントがありそうな…。
映画を観られた方で②〜④がこーなんじゃない?って思う考察をされた方がいましたらネタバレ表示でコメント下さいね♪
中々興味深い内容で面白かったです。