お塩

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのお塩のレビュー・感想・評価

3.2
これは賛否がかなり分かれる作品だと思う。ジャンルで分け難い独特な作品。

全編どの登場人物も無感情で、みんなメトロノームのテンポに合わせて喋っているような感じ。カメラワークの不自然さも相まって妙な不気味さを際立たせている。
そういった不気味さや不安感が最初から最後まで常に一定で、雰囲気を大事にしている映画だなと思った。(BGMの大きさは気になったが)
少年とファレルの関係はすぐに察しがついたし、さほど複雑な話ではない。が、感情がうまく掴めないので、先は読めなかった。

コリン・ファレルじゃなきゃいけないような配役には思えなかったので、そこは残念だが、空気感は嫌いじゃなかった。
お塩

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