ドエレーCOOOLなゴリラ

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのドエレーCOOOLなゴリラのレビュー・感想・評価

3.9
これがPG12なのが驚き。R15くらい設けられても不思議ではない、終始不気味で淡々として抑揚がほとんど感じられずに語られる外科医スティーブン(コリン・ファレル)とその家族と不気味な青年、その青年を家に招き入れてから子供たちに異変が…という話。

ずっと不思議で不気味で、スティーブン自身とその家族たちの話であるのにどこか俯瞰、全体的に"他人事"のように物語が進んでいく。登場人物のバックグラウンドが語られてもそれすらも淡々としていて、全員運命から媚びて逃れようとする様が酷く不気味だった。

シュルレアリズムを感じてところどころえ?(笑)と笑ってしまうんですがこれをホラーにカテゴライズするのはちょっと違うかなと。ザ・スプーキー・ムービー。面白かった。