聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアの作品情報・感想・評価

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア2017年製作の映画)

The Killing of a Sacred Deer

上映日:2018年03月03日

製作国:

上映時間:121分

ジャンル:

3.7

あらすじ

「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」に投稿された感想・評価

独特な作品をつくる、ヨルゴス・ランティモス。「ロブスター」に続き鑑賞2作目。ある少年の登場により一つの家庭が崩壊していく。心臓外科というヒステリックな視点から始まる異様な人間描写、作品の世界に一度はまってしまえば面白い。
すず

すずの感想・評価

3.0
2019年 66本目
なんと恐ろしい映画よ…。
シャイニングやヘレディタリーのように家族が静かにゆっくりと壊れていく。いや最初から壊れていたのかもしれない。BGMは音楽とは呼べない不穏な音のみという点も共通している。
そしてバリー・コーガンのなんとも言えない顔!ヘレディタリーのミリー・シャピロといい彼といい、普段は明るく魅力的なのにホラーに転じるとすごい効果を出す顔力。失礼な言い方かもしれないけど彼らの存在なしにはヘレディタリーもこの作品もここまで突出したものにはならなかったかもしれないと思う。
ランティモス監督はいつも人の倫理観を飛び越えた無秩序さを目の前に突きつけてくる。あと病院だったりホテルだったり城だったり豪邸だったり、広い建物の空間の使い方が巧み。
nobuki2298

nobuki2298の感想・評価

2.8
ホラー映画じゃねぇか!サスペンスじゃない。
ずーっと不穏な空気が流れていて音楽も絶妙だが、全然好きじゃない。
最後の決め方が面白すぎる笑
いみ

いみの感想・評価

3.5
わかりやすい結末ではないのでモヤモヤするけど、それが余韻になっている。のかな??
個人的な感覚としては有り得ない言動が多発して、ものすごく胸糞悪いんだけど、他の人のレビューを見ると、そこも含めてある話を比喩しているのだとか。

バリー・コーガンの演技力、怖すぎ。
序盤の何が起こるかわからない空気感には引き込まれたものの、中盤、事態の全貌が明らかになってからはわりかしありきたりで一気に興奮が収束していったが、終盤のコリン・ファレルがした選択がうわべを取り繕うだけの無責任な男そのものという感じでよかった。コリン・ファレルはこの男なにかしでかすか、という雰囲気を漂わせるのが巧いなあ。全体的に視線で感情を語る映画だったけど、とくにコリン・ファレルは徹底して目以外は無表情なのでなお素晴らしい。ヨルゴス・ランティモスのキューブリックっぽい画面と突き放す感じでの演出、下劣でシュールな会話が今回もいい具合に調和しててよかった。音楽がちょっと煽りすぎかなあ、とくに最後。
【バケモンにはバケモンをぶつけんだよ】

裕福でママが美人な完璧な家庭に、脇毛が大好きな少年を夕食に招いたらドエライことが起きる話

ガチでヤベー作品(語彙力)
題名とジャケットでヌーベルバーグっぽい小難しいホラーと思いきや、真っ向からの超不条理映画ですわ。

現代科学では説明できないような驚異的な事態が起きる中、主人公は超合理的で頭が切れるやつという設定が上手く生きている。ホラーの面白さとはこういう所にあると思うんだよな。

ニコール・キッドマンが本来なら動揺しまくるシーンで(必死で平静を保っている)、顔面ドアップの演出が憎い。その辺にしてやれ!ライフはゼロよ!

誰にしようか選んでいるところはマジモンの狂気です。サイコホラーでありながら、ヒューマンホラーでもある。『シャイニング』みたいな映像も気味の悪さを倍増させてました。



「どちらが優秀ですか?1人を選ぶならどちらを?」
不穏。不気味。不快。

視点が常に冷たい。
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