みなと

ナラタージュのみなとのレビュー・感想・評価

ナラタージュ(2017年製作の映画)
2.8
原作未読。
多分この作品は、映像より活字で浴びた方が楽しめるような気がする。
葉山と工藤、お互いの存在がお互いに救済をもたらすという話。
兎に角、葉山がメンヘラすぎて見ていられなかった。自分に居場所を与えてくれたとはいえ、葉山に恋する工藤の気持ちも分からない。
また工藤の気持ちを知った上で、工藤と交際したにも関わらず、葉山への嫉妬で工藤にキツくあたる姿が、器の小さい男すぎて、もう無理。葉山への嫉妬が無かったとしても、小野は女性への支配欲が強い気がして付き合いたいタイプじゃないな。
主人公・工藤の視点から自分を救ってくれた葉山とのエピソードを回想した作品なのは嫌いじゃない。
個人的には、柚子と新堂のエピソードを観てみたい。
恋愛映画って役者の芝居力(どのジャンルの作品もそうですが)も大切だけど、それ以上に男女が絵になる(映像映えする)ってのが最重要だと私は思っているのだが、葉山と工藤が絵にならなすぎて、キャラクター設定以前に作品に入り込めなかった。(ファンの方すみません)
葉山、工藤とももっと儚い雰囲気を纏って欲しかったし、身長差ももっとあった方が良かったと思う。先生と元生徒感が見た目から全然伝わってこない。
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