Skyler

ナラタージュのSkylerのネタバレレビュー・内容・結末

ナラタージュ(2017年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

以前から評価のされ方が気になっていて観てみたいと思っていた作品。鑑賞後は色々な評価の意味が納得がいったというか。

脚本はひどい、ストーリーも面白くない、でもそれぞれの気持ちはちゃんと伝わってきて、世界観も嫌いじゃない、共感できる部分もある。

葉山先生みたいな人は面倒くさいけど惹かれるしほっとけない。

小野君は途中から別人と化し、嫉妬心から独占行動欲むき出しになり恐怖でしかないけどなぜか理解はできる。どうしても失いたくないという思いから、靴脱いで行けとか、手をついて謝れとか、ケータイ見せろとか、実際いたらドン引きだし速攻で別れるような男。
でも実際に靴脱いで手をついて謝られた時の、もう何をどうしても自分の元から離れていってしまうっていう悲しみ、切なさ、諦めの気持ちは伝わってきて泣けてしまった自分自身に驚いたほど。

脚本良かったらもうちょっと評価されたのにもったいない。

理解できなかったのは、葉山先生の恋じゃなかった発言。あれがなければ、最後の絡みシーンも違和感なかったのに。
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