まーしー

マンハントのまーしーのレビュー・感想・評価

マンハント(2018年製作の映画)
3.0
福山雅治×チャン・ハンユーのW主演作品。
殺人容疑をかけられた製薬会社の顧問弁護士と、彼を追う大阪府警の刑事を描いたサスペンス・アクション。

本作の舞台は大阪。
しかし、多国籍の出演者と、日本語、中国語、英語でなされる会話は、まさに国際映画という印象。
日本の俳優がこうした作品に出演することは誇らしい限り。

福山雅治が演じる刑事と、チャン・ハンユーが演じる容疑者。
追いかける立場と追いかけられる立場の二人が、少しずつ心を通わせていく過程が見どころの1つ。
大作への出演はないものの、哀しい過去を持つヒロインも美しい。

ジョン・ウー監督おなじみのアクションは本作でも健在。
二丁拳銃やスローモーションという演出にはニヤリ。
そして、お決まりの白いハトも登場。大阪に、あんな綺麗な白いハトがたくさんいないと思うけど(笑)
拳銃や日本刀、棒などを用いたアクションも盛りだくさん。
特に、ところどころ挿入される激しい銃撃戦には魅せられた。

特徴ある女性殺し屋の登場やSFじみた製薬会社の秘密は、一見ネタのようにも映る。観る人によっては興ざめする内容かも知れない。
だが、主演二人の熱き友情と激しいアクションは見応えあり。私は十分楽しめた。
ジョン・ウー監督の演出が炸裂する『フェイス/オフ』や、殺し屋を描いた国際映画『キル・ビル』がお好きな方はぜひ。
ちなみに、ジョン・ウー監督の娘がふくよかな女性の殺し屋として登場しているので、そちらにもご注目を。