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マンハントのチィのレビュー・感想・評価

マンハント(2018年製作の映画)
3.0
すっかりジョン・ウー監督作品だったことを忘れ、時間が合ったからフラフラっと入ってみた、ら、冒頭がなんかおかしいぞ?全員カタコトだぞ?で気づく「邦画じゃなかった、天下のジョン・ウー様だった」という事実。そして同時に思う「これはゲンダイじゃないな?」感。脳裏によぎる『ウルヴァリン SAMURAI』最後の動画パンフレットで知る武士魂を推したのは監督ではなくFUKUYAMA。お、おう、ま、まじか。から怒涛に続くこれはなんだ?世界観。洗礼される日本人キャストの謎の吹替アフレコに、口全くあってないやんと大スクリーンで戸惑う。これが2時間続くなら私は逃げたい…と正直冒頭30分は葛藤してた。なにより福山雅治ほんとに主演かよ?ってくらい登場しなくて、初めて出てきたときの安心感は言葉にあらわせない。メシア…。

正直正規料金しっかり払ってるし絶対素直に言うぞ!て喧嘩売る気満々だったんだけど、ここからが怖いところで。中盤からラッシュアワーがはじまったかと思えばミッションインポッシブルになりローガン混じってX-MENフィナーレ!!!!!はあああ!?!?私はたしか相棒的な邦画かと思って劇場に入ったはずなんだけど、いや落ち着けここは全て大阪という街だ。私ですら知ってるあの川沿い去年見かけたもん。たしかにここは日本であり、日本、日本ってハリウッド作品のロケできないケチくさい場所じゃなかったっけ?すごくない?どうなってるの?金と技術でここまで変えられるの?時代は大阪ってなって、ジャニーズ事務所の写真解禁的な流れで東京もロケ解禁になればいいのに。てくらい大阪が容赦なくドンパチされてびっくり。

ツッコミ文句は無限に出てくるし、そもそも途中までヒロインと暗殺者のお姉さんが同じだと思ってたし、ヒロインのお姉さん日本人の名前だけど日本語吹替だよね?しんどくね?だし、決して人には薦められない。見るも見ないもあなた次第。
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