ゆず

マンハントのゆずのレビュー・感想・評価

マンハント(2018年製作の映画)
3.5
大珍作だけど一周回って心に残る映画。
リメイク元の邦画「君よ憤怒の河を渉れ」は見たことがあったので、あの荒唐無稽な映画をジョン・ウーが現代で撮ったらハリウッド映画みたいなカッコイイ感じになるのかなとかチラッと思ったけど…思っただけでした。あくまでもジョン・ウー作のアジア映画であり、ハリウッド映画ではないです。
福山雅治をもってしても、画面から溢れ出る昭和ノスタルジー。

リメイク元もたまに見せるアクションが奇想天外だったけど、「マンハント」はガンアクション、カーアクションが話の中心になった印象。ジョン・ウー作品なので当然といえば当然なのだけど。白鳩。
特筆すべきは監督の娘アンジェルスが殺し屋ダイナマイト姉妹の片割れとして存在感放ってることか。
このダイナマイト姉さんのせいで、刑事役の桜庭ななみが頼りなく見えてしかたない(笑)ガタイからして絶対勝てないじゃん…?ななみちゃんは、福山演じるクールな一匹狼にじゃれつく飼い犬にしか見えなくてすごく可愛い。で、拾った犬に少しずつ心を開く福山(笑)

あと黒幕の陰謀が今回も斜め上をいっていて…。
リメイク元は「おまえら仮面ライダーの悪の秘密結社かよ!」ってツッコミたくなるような恐怖の計画を立てていた黒幕。
本作では「おまえらアメコミの悪の科学者かよ!」ってツッコミたくなるような以下略。

中国・韓国・日本のキャストの共演は面白いというか、インターナショナルな映画製作ってとても良いことだと思うのでこういう企画はどんどんやってほしいし、日本人俳優もどんどん参加して国際的な活躍していってほしいよね。



2/14 マンハント 字幕 @TOHOシネマズ仙台
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